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2004/04/20
コスモバルク 皐月賞(G1)は惜しくも2着!!

 4月18日(日)、JRA中山競馬場にて行われた皐月賞(G1)で、北海道から参戦したコスモバルクと五十嵐冬樹騎手が2着に敗れた。しかし、コスモバルクはこれで日本ダービーへの出走権を獲得しており、地方所属馬として初のJRAクラシック制覇は次走へお預けとなりそうだ。
 コスモバルクは、皐月賞トライアルの前走 弥生賞(G2)を完勝したことから、大半の予想誌で最有力候補。当日も単勝1番人気に推され、JRA中山競馬場内ではコスモバルクが映像に映し出されるたび、大きな歓声があがっていた。
 大外8枠18番からの出走となったコスモバルクは、道中中団に付け、直線で一気にスパート。五十嵐騎手がムチを入れると他馬との違いを感じさせる伸びを見せたが、先を行くダイワメジャーに1 1/4馬身差で及ばなかった。
 レース後、コースから引き上げてきたコスモバルクと五十嵐冬樹騎手には、スタンドから多くの声援がかけられていた。また、田部和則調教師の周りには報道陣が詰めかけ、まるで優勝馬のインタビューを受けているかのようであった。
 2着に敗れても、なお注目を浴び続ける競馬界の新星コスモバルク。
 次に目指すは「日本ダービー」!!夢を、希望を、多くの人に与えてくれることを期待したい。

【田部和則調教師:レース後のコメント】
 スタート前にカリカリした様子を見せていたので、少し心配していました。長距離輸送の影響もなかったとは言えませんが、今日の走りっぷりを見ても、次の日本ダービーでは十分通用すると思います。長距離戦の方がこの馬には有利ですし。いったん休ませてから、日本ダービーを目指します!

【ホッカイドウ競馬の騎手】
 全員で一緒に、北海道競馬事務所内のTVで、仲間である五十嵐騎手の活躍を見守ったとのこと。2着という結果だったが、「次(日本ダービー)につながるレースだった」(小国博行騎手談)と評価する声があがっていたようだ。

【高橋はるみ北海道知事の談話】 ※提供:北海道競馬事務所(4/18付け)
 田部調教師、五十嵐騎手には、コスモバルクをすばらしい状態で出走させていただきましたが、ほんのわずか及ばず2着になりました。
 地方所属馬初のクラシック制覇の夢は叶いませんでしたが、力一杯走った姿は、本道の競馬関係者に勇気を、そして全国の競馬ファンには夢を与えてくれました。
 今回の結果により、日本ダービーへの出走権を得たとのことですので、体調の万全を図り、さらに、良いレースを見せてくれることを期待しています。
 4月21日からは、いよいよ北海道競馬が札幌で開幕します。
 是非とも多数の皆様のご来場を、心からお待ちしています。