7月4日(日)高崎競馬第6競走で、3頭が1着同着となる競馬史上まれにみる珍事があった。
サラ系11頭が1500メートルを争ったこのレースは、逃げた(1)シルヴァーゼファーと中団から徐々に駒を進めた(3)メタルカラーが、最後の直線で抜きつ抜かれつの激しい叩き合い。そこへ、同じく中団から攻めた(5)ブルーパシフィックが追い込み、ゴール前は大混戦。写真判定の結果、3頭が1着同着となった。
ちなみに、このレースの4着馬は1着から半馬身差。以後5〜8着の着差もアタマ、クビ、ハナ、クビと大接戦だった。
なお、過去には把握している範囲では、下記のような1着3頭同着がある。
過去の1着3頭同着記録(主に地方競馬)
年月日 |
レース |
場所 |
1着 |
備考 |
馬名 |
騎手 |
明治13年(1880年) 6月 9日 |
不明 |
横浜競馬 |
不明 |
不明 |
※日本居留の外国人たちにより実施 |
大正 9年(1920年)10月30日 |
不明 |
横浜競馬 |
不明 |
不明 |
昭和26年(1951年)11月17日 |
第2競走 |
大井競馬 |
不明 |
不明 |
昭和46年(1971年)11月27日 |
第11競走
サラ系1,600m |
笠松競馬 |
(1) リガーホープ |
竹内 信一 |
4着は、0.3秒差で
(5) ゼウスニセー
(柴田高志騎手) |
(2) ツネホウ |
今津 勝之 |
(3) キャプテンホース |
高田 勝良 |
昭和61年(1986年) 8月20日 |
第10競走
「新涼特別」
サラ系1,600m |
川崎競馬 |
(1) テスコカチドキ |
佐々木 竹見 |
4着は、ハナ差で
(2) ガーデスイチフジ
(石崎隆之騎手) |
(2) アーノルドフジ |
桑島 孝春 |
(3) トランスワンスター |
中地 健夫 |
(月刊「地方競馬」昭和61年10月号より)
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