NAR地方競馬全国協会は1月12日、『NARグランプリ2004』の表彰馬、表彰者を発表した。
表彰式は、2月8日(火)午後5時30分から、目黒雅叙園(東京都目黒区)にて行われる。
栄えある2004年の“年度代表馬”には、コスモバルク(牡、北海道・田部和則厩舎)。北海道からJRAのG1へ果敢に挑戦し、皐月賞2着、国際G1のジャパンカップ2着などの好成績を残し、日本中の競馬ファンを熱狂させたことが評価された。
また、今年度から新たに制定された、芝競馬で優秀な成績を収めた馬を顕彰する“最優秀ターフ馬”にも、併せて選定された。
“サラ系2歳最優秀馬”には、全日本2歳優駿(GI)で2着と健闘したシーチャリオット(牡、船橋・川島正行厩舎)が選出。
“サラ系3歳最優秀馬”にはアジュディミツオー(牡、船橋・川島正行厩舎)が、東京大賞典(GI)での優勝、そしてJBCクラシック(GI)での2着が評価され、選ばれた。
“サラ4歳以上最優秀馬”は、かしわ記念(GII)・日本テレビ盃(GII)の優勝馬で、帝王賞(GI)2着のナイキアディライト(牡、船橋・出川龍一厩舎)。同馬は、前年のサラ系3歳最優秀馬にも輝いており、2年連続で選定された。
“アラ系最優秀馬”は、全日本タマツバキ記念アラブ大賞典とセイユウ記念アラブグランプリで、全国交流戦を2勝したスイグン(牡、福山・千同武治厩舎)。
“ばんえい最優秀馬”は、年間を通じて好成績を挙げたスーパーペガサス(牡、大友栄人厩舎)が2年連続で選出された。
“最優秀牝馬”としては、マリーンカップ(GIII)に勝ったことが評価され、ベルモントビーチ(川崎・池田孝厩舎)が選出された。
また、“特別表彰馬”には、アラブの繁殖牝馬ニホンカイローレル(2004年11月死亡)が選出。軽種馬として46勝の日本最多勝を記録したニホンカイキャロルや、西日本アラブダービー制覇など素晴らしい成績を残したニホンカイユーノスなど、優秀な産駒を輩出した功績が称えられた。
なお、“最優秀短距離馬”は、残念ながら該当馬なしという結果となった。
“最優秀調教師”は、2歳最優秀馬のシーチャリオットと3歳最優秀馬のアジュディミツオーなどを管理する川島正行調教師(船橋)が3年連続、通算5回目となる受賞。
“最優秀騎手”には、勝利数で全国1位となる年間385勝を挙げた内田博幸騎手(大井)が初の受賞に輝いた。
“特別賞”には、田部和則調教師(北海道)、菅原勲騎手(岩手)、内田利雄騎手(宇都宮)及び鮫島克也騎手(佐賀)の4名が選ばれた。
田部調教師は、全国初の認定厩舎(外厩)制度を積極的に取り入れ、認定馬第1号のコスモバルクの活躍を支えたその功績が、また、騎手3名は、通算3000勝を達成した成績が、それぞれ評価された。
なお、『NARグランプリ2004』式典では、併せて2004年ダートグレード競走最優秀馬の表彰式も実施されるが、こちらはアドマイヤドンがダート競走格付け委員会から表彰されることとなっている。
* 受賞馬・受賞者の一覧については、こちらをご覧ください。
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