北海道の静内農業高等学校で生産されたことで、いま話題のユメロマン(牡3、JRA)。その弟・サクラホウジュ(牡2)が、このほど北海道の堂山芳則(54歳)厩舎へ入厩した。
ユメロマンといえば、先述のとおり高校生たちが生産し、2月13日のJRA新馬戦を快勝したことで一躍有名になった馬。
その母・サクラトキメキ(11歳)は、静内農高にいる唯一の繁殖牝馬。もともとは他の牧場で繁殖生活に入り99年に初産駒を出産したのち、繁殖の場を静内農高に移した。ユメロマン(父ジェネラス)は3頭目の産駒となる。
そして、この度ホッカイドウ競馬へ入厩したのが、03年生まれのサクラホウジュ。父は、なんとあの“名馬ラムタラ”だ。
体重約500キロの堂々たる馬体に加え、性格もいたって素直と、素質は十分! 堂山調教師の評価も上々のようだ。
ちなみに! この兄弟たちの長男(?)サクラジュピター(牡6、父サクラホクトオー)は、ホッカイドウでデビューの後、兵庫の長倉功厩舎へ移籍し、現在51戦9勝。岩田康誠騎手や田中学騎手といった兵庫を代表する騎手をはじめ、過去にはJRA移籍前の小牧太騎手や赤木高太郎騎手など、蒼々たるメンバーとコンビを組んで活躍している。
サクラホウジュは今後、地方競馬全国協会の登録検査を受けた後、5月末頃のデビューを目指すとのこと。
兄のユメロマン同様、手塩にかけて育ててくれた静内農高生たちの夢をかなえるべく、ホッカイドウ競馬で花開いてほしいもの。そして、ゆくゆくはコスモバルクのように、北海道民の夢をかなえる馬に成長してほしい。
※ ホッカイドウ競馬公式ホームページ「トピックス」に、
サクラホウジュの写真が掲載されています。
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