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2005/3/31 更新
アジュディミツオー通信 〜夢のドバイワールドカップへ〜

 ダート競馬の世界頂上決戦、3月26日に行われたドバイワールドカップ(国際GI)。
 地方競馬所属馬として初の海外遠征を敢行したアジュディミツオー(牡4歳、川島正行厩舎)は、各国から集いし強豪を相手に堂々の6着と健闘した。

 ファンの皆様のご声援、誠にありがとうございました。

Special Thanks
 O.Saito、Y.Raita
 千葉県競馬組合(船橋競馬場)
 競馬国際交流協会&H.SONOBE

アジュディミツオー
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2005/3/31
ドバイワールドカップレース写真など
ナドアルシバ競馬場
ナドアルシバ競馬場
馬場に入るミツオーと内田博幸騎手 馬場に入るミツオーと内田博幸騎手
返し馬にむかうアジュディミツオー 返し馬にむかうアジュディミツオー
ドバイワールドカップを制したローゼズインメイ ドバイワールドカップを制した
ローゼズインメイ
懸命に異国の地を駆け抜けた
アジュディミツオー
懸命に異国の地を駆け抜けたアジュディミツオー
Photo:Y.Raita


2005/3/29
アジュディミツオー世界を相手に大奮闘

 世界最高峰のレースを終えた川島正行調教師、内田博幸騎手の顔は達成感に満ち溢れていた。

 UAEドバイ、ナドアルシバ競馬場で3月26日に行われた国際GI「ドバイワールドカップ(ダート2,000m)」に出走した唯一の日本馬“アジュディミツオー”。地方所属としては史上初の海外遠征になる。

 世界最高賞金を誇り、ワールドチャンプを決するこの歴史的な一戦に集いしは、欧米や中東など各国のトップホースたち。無論、アジュディミツオーも日本代表に相応しい実績と能力を兼ね備え、来るべき大舞台に万全の体制で挑む。

 そして、迎えた21時20分(日本時間27日午前2時20分)、大歓声に包まれ12頭がゲートイン。栄光までの2,000メートル、世界一の称号を賭けたレースのスタートが切られた。
 10番枠から飛び出したミツオーは幾分後手を踏んだものの、天性のスピードで好位集団に追いつき、最初のコーナーを通過。逃げる1番人気のローゼズインメイ(米)が作り出すペースにひるむことなく3番手をがっちりキープした。
 しかし、最終コーナーから直線へ入る頃、懸命に走るミツオーを突き放すローゼズインメイ、そして後方からもライバルたちが脚を伸ばし、交わし去る。これが世界のサバイバル競馬、最後まで強くて速い馬だけが勝ち取る栄冠。
 だが、それでもミツオーは内田騎手の手綱に応え、全力でドバイの地を駆け抜けた。順位は6着、確かに負けは負けであるが、全てを出し尽くした結果のこと。世界のひのき舞台での6着は大健闘だ。

 日本の競馬ファンに大きな夢を見せてくれたアジュディミツオーは、29日の夜に帰国し、4月末に検疫を終えるとのこと。まずは彼の激闘を労い、そして更なる活躍を祈るばかりである。


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2005/3/27 AM 4:00

ドバイワールドカップ関係者のコメントなど (全着順は下記掲載)

<川島正行調教師のコメント>

 レース前のアジュディミツオーは落ち着いていました。馬場に入ってからもいい状態でゲートへ向かいました。スタートでは他の馬と五分の状態で出られればと思っていましたが、(やや出遅れたかたちとなってしまってそれでも)徐々に上がって3〜4番手につけてくれたので、バテる馬じゃないし、これならきてくれるかもと思いました。

 粘って(6着という)着内に入ってくれたので良かったです。(※ドバイWCは6着まで賞金対象。6着賞金:12万米ドル=約1,270万円)これだけの強いメンバーであれだけ粘れたのは、やはり馬に力がついたのだと思います。

<内田博幸騎手のコメント>

 今日はすこしアジュディミツオーがおとなしい感じがしました。前からスタートはいまいちの馬でしたが、スムーズに位置取りが出来ていいところにつけることができました。最終コーナーあたりでは手ごたえもあって、直線では伸びるかなと思いましたが、相手が強かったですね。

 馬場は(日本と)違いますが、走りにくいとは感じませんでした。経験を積めばさらにいい結果を残せると思います。これが第一歩。経験を積んでまた挑戦します。


大舞台を前に、パドックで言葉を交わす内田騎手と川島調教師
パドックの内田騎手と川島調教師


世界の強豪を相手に6着と健闘したアジュディミツオー(レース後)
レース後のアジュディミツオー
(情報・写真提供:斎藤修氏)
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2005/3/27 AM 3:00
ドバイワールドカップの全着順

 アジュディミツオー(牡4歳、船橋・川島正行厩舎)が出走(6着)した、ドバイワールドカップの全着順は以下のとおり。

着順 枠番 馬番 馬 名 調教国(生産国)
1 12 11  ローゼズインメイ(ROSES IN MAY)  アメリカ (アメリカ)
2 13 5  ダイネヴァー(DYNEVER)  サウジアラビア (アメリカ)
3 9 3  チョクトーネイション(CHOCTAW NATION)  アメリカ(アメリカ)
4 4 8  ジャックサリヴァン(JACK SULLIVAN)  イギリス(アメリカ)
5 7 4  コングラッツ(CONGRATS)  アメリカ(アメリカ)
6 10 1  アジュディミツオー(ADJUDI MITSUO)  日本(日本)
7 5 10  ランディーズライアビリティ(LUNDY'S LIABILITY)  アメリカ(ブラジル)
8 8 9  キングズボーイ(KING'S BOY)  サウジアラビア(ドイツ)
9 3 13  ヤードアーム(YARD-ARM)  南アフリカ(南アフリカ)
10 6 12  ルーラーズコート(RULER'S COURT)  UAE(アメリカ)
11 11 2  チキティン(CHIQUITIN)  サウジアラビア(アルゼンチン)
12 2 6  エルムスタンサー(ELMUSTANSER)  UAE(イギリス)
出走
取消
1 7  グランドオンブレ(GRAND HOMBRE)  UAE(アメリカ)

(ドバイワールドカップ公式サイトより)

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2005/3/23
第10回 ドバイワールドカップ(GI)出走表確定

第10回 ドバイワールドカップ(GI)出走表
3月26日 ドバイ・ナドアルシバ競馬場 ダート2,000m
発走時刻:21時20分(日本時間27日午前2時20分)

枠 順 馬 番 馬 名 調教国
(生産国)
1 7 GRAND HOMBRE
グランドオンブレ
UAE
(アメリカ)
2 6 ELMUSTANSER
エルムスタンサー
UAE
(イギリス)
3 13 YARD-ARM
ヤードアーム
南アフリカ
(南アフリカ)
4 8 JACK SULLIVAN
ジャックサリヴァン
イギリス
(アメリカ)
5 10 LUNDY'S LIABILITY
ランディーズライアビリティ
アメリカ
(ブラジル)
6 12 RULER'S COURT
ルーラーズコート
UAE
(アメリカ)
7 4 CONGRATS
コングラッツ
アメリカ
(アメリカ)
8 9 KING'S BOY
キングズボーイ
サウジアラビア
(ドイツ)
9 3 CHOCTAW NATION
チョクトーネイション
アメリカ
(アメリカ)
10 1 ADJUDI MITSUO
アジュディミツオー
日本
(日本)
11 2 CHIQUITIN
チキティン
サウジアラビア
(アルゼンチン)
12 11 ROSES IN MAY
ローゼズインメイ
アメリカ
(アメリカ)
13 5 DYNEVER
ダイネヴァー
サウジアラビア
(アメリカ)


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2005/3/23
ドバイワールドカップのテレビ放映予定

 日本中の期待を一身に背負い、地方競馬の雄アジュディミツオー(牡4歳、川島正行厩舎)が挑む世界最高峰の国際GI「ドバイ・ワールド・カップ(ダート2,000m、ナドアルシバ競馬場)」。

 3月26日(土)の21時20分(日本時間27日午前2時20分)に発走を迎える同競走について、グリーンチャンネルで「2005 ドバイワールドカップデー衛星中継!」として放映される予定となっている。

 現地まで行けないファンの皆様も、異国の地を疾走するミツオーの雄姿をテレビを通じてご声援願います!!

 「ドバイワールドカップデー衛星中継!」番組内容

放送日時 放送日時:2005年 3月26日(土)23:30〜27:00
司   会 荘司 典子
解   説 合田 直弘(レーシングジャーナリスト)
ゲ ス ト 小島 茂之(JRA調教師)
アジュディミツオー関係者の方
アシスタント 柳沼 淳子
(グリーンチャンネルウェブサイトより引用)

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2005/3/22
本番に向けてラストスパート
本番に向けてラストスパート
Photo:H.SONOBE

本日の調教メニュー(千葉県競馬組合発表)
調教メニュー 追い切り 5ハロン 佐藤裕太騎手(船橋)騎乗
タイム 64.4−49.7−36.7 強め

<今後の予定>
 23日、川島正行調教師、日本を発ちドバイへ向かう。
 24日、内田博幸騎手、日本を発ちドバイに向かう。

<ドバイワールドカップについて>
 出馬登録:22日午前10時締切(日本時間午後3時)
 枠順抽選:23日午後12時(日本時間午後5時)


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2005/3/21
佐藤裕太騎手(船橋)が騎乗しての攻馬
佐藤裕太騎手(船橋)が騎乗しての攻馬
Photo:H.SONOBE
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2005/3/20
調教に向かうアジュディミツオー 早朝の攻馬
調教に向かうアジュディミツオー 早朝の攻馬
調教が終わり馬房へ戻るアジュディミツオー アジュディミツオーの攻馬手、クリスさん
調教が終わり馬房へ戻るアジュディミツオー アジュディミツオーの攻馬手、クリスさん
Photo:H.SONOBE

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2005/3/19
開催1週間前、施設整備最後の追い込み 調教が進む他国馬
1週間前、施設整備最後の追い込み 調教が進む他国馬
Photo:H.SONOBE

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2005/3/17
ナドアルシバ競馬場国際厩舎と休養日のアジュディミツオー
ナドアルシバ競馬場国際厩舎
休養日のアジュディミツオー 休養日のアジュディミツオー
Photo:H.SONOBE

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2005/3/15
調教を終えて水浴びをするアジュディミツオー
(攻め馬手はクリス・テイラー(Chris Taylor)さん)
調教後のアジュディミツオー 調教後のアジュディミツオー
調教後のアジュディミツオー 調教後のアジュディミツオー
Photo:H.SONOBE

本日の調教メニュー
調教メニュー 中間追い 5ハロン
タイム 64.0−49.8−37.3 馬なり

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2005/3/13
馬房でのアジュディミツオー
馬房でのアジュディミツオー
Photo:H.SONOBE
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2005/3/2
アジュディミツオー ドバイWC前哨戦は回避

 アジュディミツオー(牡4歳、川島正行厩舎)が、5日にナドアルシバ競馬場で行われるドバイワールドカップの前哨戦「マクトゥームチャレンジラウンド3」への出走を回避したと、千葉県競馬組合から発表された。

 アジュディミツオーは、ドバイワールドカップ(3月26日)に向けてすでに現地入りをしており、同レースの前哨戦にあたる5日のマクトゥームチャレンジへも出走登録をしていたが、現地での調整がつかず5日のレースは回避することとなった。
 川島調教師は、当初の予定通り明朝に日本を出発し、現地でアジュディミツオーの状態を見てくるとのことで、ドバイWCへ万全の状態で臨む構えだ。


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2005/2/23
アジュディミツオー ドバイへ出発

 3月26日(土)にナド・アルシバ競馬場(アラブ首長国連邦、ドバイ)でおこなわれる「ドバイワールドカップGT」に出走予定のアジュディミツオー(牡4歳、船橋・川島正行厩舎)が、本日23日午後6時にドバイヘ向け成田空港を出発する予定だ。(23日 午後4時現在)

 出発に際しては、輸送便が成田空港の強風のため着陸できず、機体が関西空港に一旦待機となったため当初の離陸予定時刻(午後3時)より遅れたが、アジュディミツオーには特に影響ないとのこと。

 世界中の競馬ファンが注目する“その時”まで、あと1ヶ月ほど。まずは、アジュディミツオーが元気一杯の状態で、ドバイの地に降り立ってくれることを願うばかりである。