度重なる故障を不死鳥のごとく克服し、多くのファンに感動を与え続けてきた高知競馬のスターホース、ナムラコクオー(牡14歳、田中守厩舎)が6日、長い競走生活にピリオドを打ち、引退することが高知県競馬組合より発表された。
ナムラコクオーは今から12年前、ナリタブライアンらの同期として93年に中央競馬でデビュー。シンザン記念やNHK杯など重賞4勝を挙げた後、96年に高知競馬へ転入すると、7連勝2回、6連勝1回を含む33戦21勝(重賞は黒潮スプリンターズカップ、建依別賞の2勝)の大活躍を見せた。その一方で、度々の脚部故障に見舞われ、長期休養を余儀なくされることもあったナムラコクオー。しかし、周囲のスタッフによる懸命なケアやファンからの激励に支えられ、その都度カムバックを果たしてきた。
なお、引退後は高知県内の「土佐黒潮牧場」にて余生を過ごす予定で、高知競馬場での引退式については来年おこなう方向で調整が進められている。
*高知競馬オフィシャルサイト(RyomaDerby)*
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