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2006/2/5
スイグン(福山)ありがとう。アラブ最強馬が引退式

  福山競馬場で5日、近年のアラブ界を牽引し続けたスイグン(牡6、千同武治厩舎)の引退式が行われた。

  生涯を通して圧倒的な強さを誇ったスイグン。引退式では、場内スクリーンに「全日本アラブグランプリ(03年)」や「セイユウ記念アラブグランプリ(04年)」、「全日本タマツバキ記念アラブ大賞典(05年)」の映像が次々に映し出され、その強さに魅せされた当時の感動を再び思い起こしたファンも多かったに違いない。
  そうした中、スイグンが主戦の片桐正雪騎手を背に手綱を引かれ登場。いつものように馬体を黒光りさせ、レース本番を思わせるほどの気合いを見せていた。

  セレモニー後のインタビューで「跨いだ感じは、今にも走り出しそう」と片桐騎手。「一番思い出に残っているのは04年のタマツバキ記念。後方からのレースでスイグンが100パーセントの力を発揮した」と振り返っていた。

  福山を拠点に、日本中のファンを魅了したスイグン。アラブの一時代を築いた英雄が、その舞台を降りた。