【レース展開】 逃げたヴルームヴルームの2番手を追走したコスモバルクが、直線に入ったところで抜け出し、五十嵐冬樹騎手のガッツポーズでゴールイン。タイムは2分6秒6。2着のキングアンドキングには1馬身3/4差。 なお、高岡秀行調教師が管理するダイヤモンドダストは5着だった。
【五十嵐冬樹 騎手】 スタートはよく出ました。1コーナーでかかってしまいましたが、2コーナーでは落ちついてくれました。道中楽に追走できたおかげで、4コーナーでは手ごたえを感じました。直線半ばで先頭に立ったときは、何とか辛抱してくれと思いました。 勝ったときには頭の中が真っ白になりました。
【田部和則 調教師】 日本でもGI、GIIで成績を残していたので、いい勝負をしてくれると、ここでも期待していました。 1コーナー手前で掛かったときはアッと思いましたが、向正面で落ち着いて4コーナーをまわるまでためることができたのが、勝利につながったと思います。 最後は、ゴールまでの長い直線が、余計に長く感じました。 今朝は4時から、涼しい時間に調教できましたし、夕方も気温が下がるので、香港のときよりもバルクにとっては楽でした。 これからも、中央にどんどん挑戦していきたいです。
【高岡秀行 調教師】 このメンバーで5着はよくやったと思います。 ただ、時間がたてば、悔しさが出てくると思います。
【高橋はるみ 北海道知事コメント】 優勝おめでとうございます。 地方から中央へ、さらには海外への挑戦を続け、遠い異国の地・シンガポールにおいて世界の強豪が集まった「シンガポール・エアラインズ・インターナショナル・カップ国際GI」をホッカイドウ競馬所属馬が制覇したことは、後世に語り継がれる大変な偉業であります。 ファンの皆様や関係する皆様と同様に、私も大変興奮しています。 心から感謝とお祝いを申し上げます。 また、日夜、コスモバルクの調整に当たられた岡田オーナー、田部調教師、五十嵐騎手をはじめ関係者の方々に改めて敬意を表します。 コスモバルクには、「地方競馬の星」そして「日本の星」として、今後とも大舞台で活躍することを心から願っています。
***参考:『シンガポール航空国際カップ』競走成績(上位5着)*** (競走成績は、主催者発表のものと照らし合わせてください。)
1 コスモバルク 2分6秒5 2 キングアンドキング 1 3/4馬身 3 ボウマンズクロッシング アタマ 4 ヴルームヴルーム 5馬身 5 ダイヤモンドダスト 3/4馬身
|