TOPICS 2006 image
INDEXへ
2006/6/29
アジュディミツオー地方馬最多のGI5勝目!

 その瞬間、内田博幸騎手の拳が高々と夜空に突き上がる!

 6月28日(水)、上半期のダート最強馬決定戦、第29回帝王賞GI(2000m、1着賞金7,000万円)が大井競馬場で行われ、「NARグランプリ2005」年度代表馬アジュディミツオー(牡5歳、船橋・川島正行厩舎)が2分2秒1のレコードタイムで見事に優勝。
 これで同馬は前走のかしわ記念に続きGI2連勝、そして地方馬最多(※)となる5つ目のGIタイトルを手にした。
(※従来の記録はアブクマポーロの4勝)

 単勝オッズでカネヒキリ1.6倍、アジュディミツオー2.2倍と完全2強ムードが漂ったこのレース。好スタートから先頭に立ったアジュディミツオーは、そのまま12頭の後続を従える格好で4コーナーから直線へ向くと、これに終始2番手でマークしていたカネヒキリが襲い掛かる。
 逃げるアジュディミツオー、追うカネヒキリ。
まさにマッチレースの様相を呈し、スタンドから沸き起こる大歓声。
交わすのか? いや交わせない!
 2頭の位置は変わることの無いままゴール板を駆け抜け、鞍上の内田博幸騎手が歓喜のガッツポーズ。

 歴史的な名勝負を制し、2006年上半期ダート最強馬に輝いたアジュディミツオー。
 なお、同馬を管理する川島正行調教師によると、今後は休養に入り秋シーズンはJBCから東京大賞典を目指すとのこと。

[レース結果はこちら]