財団法人「日本プロスポーツ協会」は20日、第39回日本プロスポーツ大賞の受賞者を発表し、地方競馬からは功労賞に内田博幸騎手(大井)、新人賞に山本茜騎手(愛知)がそれぞれ選定された。
同賞は、我が国のプロスポーツ界の健全な発展ならびに振興に寄与することを目的として、1968年より毎年開催されているもので、日本スポーツ各界の成績優秀者のみが選ばれる大変名誉あるものとして知られている。
また、文部科学大臣スポーツ功労者顕彰には、長年にわたる地方競馬への功績が認められた矢作和人調教師(大井)〔全国公営競馬調教師連合会長〕が選定されている。
功労賞を受賞した内田博幸騎手(36歳、大井・荒井隆厩舎)は、04年、05年の全国リーディング1位を獲得し、06年も2位以下に大差をつけてトップを独走中。今年は既にGT競走5勝を含む重賞競走16勝を挙げ、12月18日には年間勝利数で日本記録を超える506勝(地方:445勝、中央:61勝)を達成するなど、他の追随を許さない騎乗成績を残している。また、地方競馬のみならず、中央競馬においての活躍も目覚しく、今や日本競馬界のトップジョッキーとして多くのファンから絶大な支持を集めている。
新人賞を受賞した山本茜騎手(23歳、愛知・原口次夫厩舎)は、昨年10月のデビューながら、激戦区の東海地区で既に通算77勝を挙げ、名古屋競馬リーディング11位、収得賞金額で12位に健闘。また、女性騎手最短日数で50勝に到達や、女性騎手として初のGT競走騎乗(JBCマイル)、ダートグレード競走2着(浦和記念)の実績を残し、全日本レディース招待競走(荒尾)総合優勝など、新人のなかでも際立った活躍を見せている。
なお、授賞式は同日(20日)、東京都内のホテルで開催された。
|
|
|
新人賞を受賞した山本茜騎手(右から3人目) |
|
功労賞を受賞した内田博幸騎手(一番左) |
|
文部科学大臣顕彰を受けた矢作和人調教師(一番右) |
|