4月15日、高知競馬場で行われた重賞・南国桜花賞（アラ系4歳以上オープン、1,900m）に歴代地方競馬最多勝記録（47勝）を保持するエスケープハッチ（牡7歳、田中譲二厩舎）が出走。道中は後方待機から、2周目の3コーナーより内を突いて単独の先頭に躍り出ると、直線で後続の猛追を振り切って優勝し、自身の持つ歴代1位の記録を「48勝」（69戦目）に塗りかえた。

　過去の歴代最多勝記録（平地）は00年4月に引退したニホンカイキャロル（アラ系、牝、益田・福山）が持つ46勝（74戦）。エスケープハッチは06年10月1日の優勝（65戦目）でこの記録を更新している。

　なお、エスケープハッチは南国桜花賞3度目（04年、05年、07年）の制覇。また、鞍上の西川敏弘騎手は、同レース5年連続優勝（03年チーチーキング、04年・05年エスケープハッチ、06年マルチジャガー）し、高知競馬史上初となる「騎手の同一重賞5連覇」の偉業を成し遂げた。