小さな競馬場・高知の騎手が、世界を相手に表彰台へ――。 世界の一流騎手15名が、2日間にわたり計4戦の総合ポイントで技を競うワールドスーパージョッキーズシリーズ(WSJS)の後半2戦が本日2日、JRA阪神競馬場で行われ、地方競馬代表として出場した赤岡修次騎手(高知)が、合計35ポイントで安藤勝己騎手(JRA)と並ぶ堂々の総合3位に輝いた。 総合1位はC.ウィリアムズ騎手(豪、47ポイント)、2位は後藤浩輝騎手(JRA、43ポイント)。
赤岡騎手は、昨日の「ゴールデンホイップトロフィー」を4番人気の馬で制すなど、前半2戦を終えた時点で首位に。しかし、本日の「ゴールデンサドルトロフィー(第10R)」および「ゴールデンスパートロフィー(第12R)」では、それぞれ11着、10着と苦戦が続いた。 それでも、自身JRA初勝利となったWSJSでの1勝に加え、エキストラ騎乗した本日の第8競走でもJRA2勝目をあげるなど、大活躍の2日間。 「総合3位に入ってよかったです。今日のレースでは自分で納得いかないものもあったけど、3位という結果はやっぱり嬉しいです。」 終始笑顔でコメントする赤岡騎手だが、さすがに昨日前半のエキストラ騎乗では緊張したとのこと。 「いろいろ経験させてもらいました。またチャレンジしたいです!」 この2日間で、エキストラ騎乗も含め計13レースに騎乗し、2勝という立派な成績も残した。決してひいき目ではなく、WSJS表彰台の上に並んだ4人の中で最も大きな歓声を浴びていたのは、赤岡騎手だった。 これが、本人にとっては何よりの成果だったかもしれない。 おめでとう、赤岡騎手!
|