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2008/1/16
2007年JPNサラブレッド・ランキング発表

 国内競走馬の公式格付けである2007年JPNサラブレッド・ランキングが16日、発表されました。

 全体のトップに立ったのは、4歳以上・芝のトップであり、ドバイデューティフリーなどGI3勝のアドマイヤムーンで125ポンド。これは07年の世界ランキング7位タイに相当(トップは仏マンデュロで131ポンド)するもので、芝部門に限れば同4位タイ。
 同じ4歳以上・芝では、天皇賞の春秋制覇を果たしたメイショウサムソン、ジャパンC2着のポップロックが122ポンドで2位タイ。4年連続でトップ10入りの北海道・コスモバルクは20位タイ。

 4歳以上・ダートは、国内GI・JpnI4戦4勝のヴァーミリアンがダート史上2位タイとなる118ポンドでトップ。前年2位だった船橋・アジュディミツオーは112ポンドで7位。地方馬初のJBC(スプリント)制覇を果たしたフジノウェーブは111ポンドで8位。

 3歳・芝は64年ぶりに牝馬のダービー制覇となったウオッカが117ポンドでトップ。115ポンドの2位タイには、菊花賞を勝ったアサクサキングス、エリザベス女王杯などGI・JpnI3勝のダイワスカーレットロックドゥカンブの3頭。
 3歳・ダートはジャパンダートダービーを制し、古馬相手のJBCクラシック・東京大賞典を2着と健闘した船橋・フリオーソが111ポンドでトップ。

 2歳では、朝日杯フューチュリティSの勝ち馬ゴスホークケンが112ポンドでトップ。ダートでは、全日本2歳優駿を制したイイデケンシンが106ポンドでトップとなりました。

★JPNサラブレッド・ランキングとは…
 JPNサラブレッド・ランキングは、各馬が発揮した能力を数字で表わしたレーティングをランキング化したものです。世界的にはワールドランキングとして発表されており、JPNサラブレッド・ランキングはその日本国内向け。JRAハンデキャッパー・NARレーティング担当者の共同作業で作成したレーティングを基礎として、海外での成績を加え、さらに1年間を通じたレースぶりを検証し若干の修正を行ったうえ、国際ハンデキャッパー会議の協議を経て決定したものです。

★JPNサラブレッド・ランキング (定義)

(1)対象馬
1 日本馬 日本および海外の競走に出走して、100ポンド以上の評価を得た馬。
2 外国馬 日本の競走に出走して、100ポンド以上でかつその馬のベストの評価を得た馬。

(2)対象レース
1 中央競馬 すべての平地重賞競走、オープン特別競走およびその他一部の競走
2 地方競馬 出走資格に上限のないすべてのサラ系重賞競走および一部の主要競走

(3)区分  2歳・3歳(芝・ダート)・4歳以上(芝・ダート)
※2歳は芝・ダートの区別はありません。

(4)距離区分
(=Sprint) 1,000m〜1,300m
(=Mile) 1,300m超〜1,900m未満
(=Intermediate) 1,900m〜2,100m
(=Long) 2,100m超〜2,700m
(=Extended) 2,700m超〜

(5)評価単位
ポンド/キログラム併記(1ポンド≒0.453kg)

(6)備考
ランキング表の競走馬の所属は、発表時のものです。
牝馬の数値を牡馬と比較する際には、2歳は2ポンド、3歳以上は4ポンド加えてください。
これは、負担重量(牝馬減量)の関係からです。