11月5日（金）、名古屋競馬場で行われた重賞「第49回ゴールドウィング賞（未来優駿、サラ系2歳、1600メートル）」は、山本茜騎手（27歳、今津博之きゅう舎）騎乗のミサキティンバー（牡2歳、櫻井今朝利きゅう舎）が道中好位追走から直線でインコースを鋭く伸び、抜け出して優勝。人馬ともに嬉しい重賞初勝利となった。

　山本茜騎手は、05年10月にデビュー。デビューした日に4戦目で初勝利を挙げると、ハイレベルの東海地区において勝ち星を重ね、2006年度にはＮＡＲグランプリ優秀新人騎手賞・優秀女性騎手賞に選ばれたほか、レディースジョッキーズシリーズでも2度の総合優勝（2006、2009）を果たすなど、その活躍ぶりは目覚ましく、今回の重賞制覇で、更なる飛躍が期待される。

　なお、過去には、別府真衣騎手（高知）〔08年 トレノ賞（高知競馬場）〕、宮下瞳騎手（愛知）〔02年 クリスタルカップ（名古屋競馬場）〕、池本徳子騎手（福山）〔99年 金杯（福山競馬場）〕、佐々木明美元騎手（北海道）〔96年 銀杯（岩見沢競馬場）〕などが重賞レースを勝利している。

◇山本茜騎手の優勝コメント
　みなさんのおかげで勝てて本当にうれしいです。力のある馬なのはわかっていたので、なんとか勝利に導ければと思っていました。最後に抜け出した時はこのまま先頭でという気持ちで追っていました。
ミサキティンバーも私もこれからますます頑張りますので、よろしくお願いします。ありがとうございました。

■ 第49回ゴールドウィング賞の映像（地方競馬インターネット中継内）