2010年も残すところ1カ月を切り、年末に向けて関心が高まるリーディングジョッキー争い。近年は石崎隆之騎手(船橋)、的場文男騎手(大井)、内田博幸騎手(元大井)、戸崎圭太騎手(大井)など南関東のジョッキーがナンバーワンの栄冠に輝いてきたが、今年は様相が異なり、12月6日現在、佐賀の山口勲騎手が275勝で、地方競馬での勝利数1位となっている。
南関東や東海、兵庫地区よりも比較的開催日数の少ない九州地区、その所属騎手が全国リーディングとなったのは、記録が残る1973年以降、1985年の有馬澄男騎手(当時中津所属/205勝)のみで、今年の結末次第では25年ぶりの快挙も期待される。
しかし、山口騎手と10勝差の265勝で2位につけるのは、昨年、一昨年の全国リーディングジョッキー戸崎圭太騎手。こちらも3年連続トップを目指し、土壇場での逆転を狙う状況。
両者の争いは年末まで続きそうで、最後に笑うのは果たして誰か!? 日々の動向チェックは欠かせない日課となりそうだ。
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2010年 全国騎手勝鞍ベスト100(NARサイト内)