地方競馬(笠松競馬場)からデビューし、中央競馬へ移籍してからも快進撃を続け、90年代の競馬ブームの牽引役となった稀代の名馬、オグリキャップ。
2010年7月3日に惜しまれつつも天国に旅立ったオグリキャップの雄姿を後世に伝えるため、広く一般ファンから寄付を募り、北海道・新冠町に建立することとなったオグリキャップの等身大馬像の除幕式が、同馬の一周忌となる7月3日(日)に北海道の新冠町にある優駿メモリアルパークで行われた。
除幕式に先立ちオグリキャップの一周忌法要が行われ、オグリキャップの関係者ら来賓約50名と道内外から駆け付けたファン約300名が墓前に手を合わせていた。
続いて行われた除幕式には、地方所属時のオーナー(小栗孝一氏)も駆け付け、除幕の瞬間には見守る観客から大きな歓声と拍手が起こった。
披露された馬像は、珍しいホワイトブロンズ製の等身大馬像で、馬像制作者の後藤信夫氏は除幕式のインタビューの中で、「オグリキャップ号の芦毛を表現するため、地金にホワイトブロンズを選択した。(馬像のポーズについて)一歩前に脚を踏み出している姿勢は、どんな状況でも全力の走りを見せてくれたオグリキャップ号に敬意を表するとともに、前へ進んでいくというメッセージを込めた」と語った。
北海道日高の新冠町に雄々しく立つ白い馬像。
北海道にご訪問の際には、寄り道されて往時の走りに思いを馳せてみてはいかがだろうか。
◆競走馬のふるさと案内所Webサイト:
http://uma-furusato.com/oguricap/
※馬像制作過程もご覧になれます。