12月10日(土)、東日本大震災とその後の余震により、競馬場施設に甚大な被害を被った水沢競馬の平成23年度第1回開催が幕を開けた。
例年であれば、3月の春競馬を皮切りに、盛岡競馬との相互開催を行っている水沢競馬だが、震災の影響で一時は今年度の開催そのものも危ぶまれる状況に。しかし、各方面からの支援、そして関係者の尽力により、施設改修工事などの準備が整ったことから、23年度内の開催が実現した。
開幕当日の水沢競馬場は、時折小雪が舞う中、開門前から多くのファンが訪れ、今年1月10日以来、約11か月ぶりとなる本場競馬を楽しむ姿が随所で見られた。
オープニングレース(
第1競走)は、菅原俊吏騎手鞍上の
オメガオンリーユー号(伊藤和厩舎)が3コーナーで先頭に立つと、直線でさらに後続を引き離して優勝。JRAから転入して4戦目の同馬は、記念すべきこのレースでうれしい初勝利を挙げた。
今年度の水沢競馬は、来年1月9日(月)までの14日間。 “岩手競馬のグランプリ”桐花賞(12月31日)など、注目の重賞はもちろん、様々なイベントも予定されている。
「水沢競馬、復活。」
この冬は昨年以上に熱いレースが繰り広げられる岩手競馬水沢開催をお楽しみください。
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岩手競馬オフィシャルサイト(開催日程は
こちら)