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【表彰規程の改正について】
地方競馬では、牝馬重賞シリーズ「グランダム・ジャパン」の創設(2010年)、ダート牝馬最高峰である「JBCレディスクラシック」の創設(2011年)など、牝馬競走の振興に取り組んできており、このような取組みにあわせて、2011年の表彰から表彰規程を以下のとおり改正し、優れた牝馬を顕彰することとなりました。
2歳最優秀馬 ⇒ 2歳最優秀牡馬、2歳最優秀牝馬
3歳最優秀馬 ⇒ 3歳最優秀牡馬、3歳最優秀牝馬
4歳以上最優秀馬 ⇒ 4歳以上最優秀牡馬、4歳以上最優秀牝馬
※牡馬はせん馬を含む。 ※従来の最優秀牝馬部門は廃止
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“年度代表馬”には、堂々たるレースぶりで川崎記念およびかしわ記念の両JpnTタイトルを制し、フェブラリーステークス(GT)も2着に健闘したフリオーソ(牡7歳、船橋・川島正行厩舎)が07年、08年、10年に続き、4度目となる年度代表馬に選定された。また、同馬は“4歳以上最優秀牡馬”も併せて受賞している。
“2歳最優秀牡馬”は、強豪が集まった全日本2歳優駿(JpnT)で、地方馬最先着となる4着に入賞するなど、存在感を示したゴールドメダル(北海道・田中淳司厩舎)が受賞。
“2歳最優秀牝馬”は、地方全国交流重賞(東京2歳優駿牝馬、平和賞)でいずれも後続の追撃を完封するなど、その強さが光ったエンジェルツイート(大井・森下淳平厩舎)が受賞。
“3歳最優秀牡馬”は、デビューから無敗で兵庫ダービー、黒潮盃などの重賞を制し、兵庫ゴールドトロフィーでも上位入賞を果たしたオオエライジン(兵庫・橋本忠男厩舎)が受賞。
“3歳最優秀牝馬”は、牝馬としては20年ぶりとなる東京ダービー優勝に加え、クイーン賞(JpnV)をはじめとする数々の重賞タイトルを手にしたクラーベセクレタ(船橋・川島正行厩舎)が受賞。
“4歳以上最優秀牝馬”は、JRAの強豪馬にも劣らぬ快速ぶりで、東京盃(JpnU)を2着に逃げ粘ったほか、地方全国交流競走でも3勝を挙げたラブミーチャン(4歳、笠松・柳江仁厩舎)が受賞。
“ばんえい最優秀馬”は、最高峰レースのばんえい記念を筆頭に、幾多の重賞レースで圧倒的な力を見せつけたカネサブラック(牡9歳、松井浩文厩舎)が受賞。
“最優秀短距離馬”は、今年からJpnUに昇格したさきたま杯(1400m)でスピード自慢のライバルたちをねじ伏せたナイキマドリード(牡5歳、船橋・川島正行厩舎)が、2年連続となる同部門受賞。
“最優秀ターフ馬”は、残念ながら該当馬なしとなっている。
“ダートグレード競走特別賞”は、いずれも圧巻のレースで帝王賞(JpnT)、JBCクラシック(JpnT)、東京大賞典(GT)を制し、今シーズンも無敵の強さを誇った中央競馬のスマートファルコン(牡6歳、栗東・小崎憲厩舎)が2年連続で選定された。
なお、今年度の“特別表彰馬”については、選出なしとなっている。
※馬の年齢は、すべて2011年時点
“最優秀勝利回数調教師賞”は、地方競馬年間最多勝利記録を更新する265勝を挙げた雑賀正光調教師(高知)、
“最優秀賞金収得調教師賞”は1億8千万円余りの賞金を収得した岡林光浩調教師(船橋)、
“最優秀勝率調教師賞”は34.6%の勝率を残した柏原誠路調教師(兵庫)がそれぞれ選定された。
なお、“殊勲調教師賞”は該当がなかった。
※ 最優秀賞金収得調教師賞について、収得賞金額第1位の者に表彰規程上の欠格事由(管理馬からの禁止薬物検出)があったため、表彰対象とはなりませんでした。
“最優秀勝利回数騎手賞”と“最優秀賞金収得騎手賞”は、336勝をあげ13億円にものぼる賞金を収得した(いずれも中央競馬での成績を含む)戸崎圭太騎手(大井)、
“最優秀勝率騎手賞”は、35.2%という驚異の勝率をマークした赤岡修次騎手(高知)が、それぞれ3年連続となる受賞。
また、“殊勲騎手賞”には、安田記念をリアルインパクトで優勝し、地方所属騎手としては五十嵐冬樹騎手(2006年シンガポール航空国際カップ)以来2人目となるパートIのGT制覇を成し遂げた戸崎圭太騎手(大井)と、
ワールドスーパージョッキーズシリーズで全4戦中2勝を挙げ、総合2位となった吉原寛人騎手(金沢)が選定された。
“優秀新人騎手賞”は、昨年1月のデビューながら、86勝(うち重賞1勝)を挙げる活躍を見せた島津新騎手(ばんえい)が受賞。
“ベストフェアプレイ賞”は、最優秀勝率騎手賞も受賞した赤岡修次騎手(高知)が、昨年1年間のフェアな騎乗ぶりが評価され、初の受賞となった。
なお、“優秀女性騎手賞”は、該当がなかった。
“特別賞”には、女性騎手最多勝利記録を樹立し、韓国での国際女性騎手招待競走にも優勝するなど、顕著な功績を残し、2011年に現役引退した宮下瞳騎手(愛知)が選定された。
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