デビューから300戦を走破し、ダイナブロス(元高知所属、09年12月引退)の持つ平地競馬の国内最多出走回数記録(※)に並んでいた
セニョールベスト(牡13歳、宗石大厩舎)が2月11日(祝・土)
高知競馬第7競走に出走(8着)。これにより、同馬の出走回数は「301戦(31勝)」に達し、これまでの記録を更新した。
※ NARの競走馬成績書が整備された1969年(昭和44年)以降の記録
[参考記録]
・春木競馬のコガネマル(アラ系)は昭和28年〜38年にかけて平地と障害で476戦
・ばんえいのトヨタカは昭和38年〜48年にかけて374戦
セニョールベストは1999年生まれの13歳(同年齢にタニノギムレット、シンボリクリスエス、ゴールドアリュールなど)。01年に浦和競馬からデビュー後、船橋や名古屋競馬を経て、03年6月に当地へ転入。その間、長期の休養はほとんどなく、約10年6カ月にわたり301戦を走り続け、総レース走行距離は東京〜岐阜羽島駅間のJR営業キロ数を超える「412,000メートル(412km)」に達している。
【宗石大調教師コメント】(高知県競馬組合ニュースリリースより)
「競馬は勝つことに意義があるが、記録を達成できたことは素直に喜びたいです。この馬は高齢ではあるが元気そのもの。スピードを出せる、かつ頑丈な脚をもった“鉄の馬”ですよ。次回は、早ければ来週走る予定です。今後の目標は、やはり1着をとりたい。いずれチャンスは来ると信じています」
〔地方競馬出走回数上位10頭〕 * ばんえいを除く/成績は2012年2月11日現在
セニョールベスト(現役/高知) 301
ダイナブロス(引退) 300
タマノジョケツ(現役/高知) 290
アイエスリリー(引退) 281
カイヨウヒート(引退) 280
マヤフェアリー(現役/岩手) 278
ハッピーコマチ(引退) 268
キクノガイア(引退) 268
ヒカルサザンクロス(引退) 266
ヒートアップ(引退) 263
◇ セニョールベスト301戦目レース映像
◆
高知けいばオフィシャルサイト