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“年度代表馬”には、スプリント路線の強豪がそろった東京盃JpnUで見事なレースぶりを見せて制したほか、スーパースプリントシリーズの名古屋でら馬スプリントと習志野きらっとスプリントを2年連続で制したラブミーチャン(牝5歳、笠松・柳江仁厩舎)が2歳時の09年以来となる、2度目の年度代表馬に選定された。なお、同馬は“4歳以上最優秀牝馬”“最優秀短距離馬”も併せて受賞している。
“2歳最優秀牡馬”は、2歳ダートの最高峰である、全日本2歳優駿JpnTで、地方馬最先着となる2着に健闘したジェネラルグラント(船橋・出川克己厩舎)が受賞。
“2歳最優秀牝馬”は、エーデルワイス賞JpnVでその世代唯一のダートグレード競走の勝ち星を挙げたほか、兵庫ジュニアグランプリJpnUでも3着に入ったハニーパイ(北海道・角川秀樹厩舎)が受賞。
“3歳最優秀牡馬”は、ジャパンダートダービーJpnTで地方馬最先着となる3着に入賞したアートサハラ(大井・荒山勝徳厩舎)が受賞。
“3歳最優秀牝馬”は、関東オークスJpnUをはじめ、牡馬相手となる黒潮盃や戸塚記念など数々の重賞タイトルを手にしたアスカリーブル(船橋・川島正行厩舎)が受賞。
“4歳以上最優秀牡馬”は、勝鞍こそなかったものの、川崎記念JpnTで3着、かしわ記念JpnTで2着と存在感を示したフリオーソ(8歳、船橋・川島正行厩舎)が2歳時より7年連続での世代別最優秀馬のタイトルを手にした。
“ばんえい最優秀馬”は、帯広記念、旭川記念、岩見沢記念といった、重賞レースで圧倒的な力を見せつけたカネサブラック(牡10歳、松井浩文厩舎)が2年連続での受賞。
(“最優秀ターフ馬”は、該当馬なし)
“ダートグレード競走特別賞”は、2012年は地方競馬で4戦し、唯一のJpn/GT2勝(かしわ記念、南部杯)を挙げ、帝王賞JpnTでも2着した、中央競馬のエスポワールシチー(牡7歳、栗東・安達昭夫厩舎)が09年以来2度目の同賞受賞となった。
(“特別表彰馬”は、該当馬なし)
※馬の年齢は、すべて2012年時点
“最優秀勝利回数調教師賞”は、前年に自身がマークした地方競馬年間最多勝利記録を大きく更新する290勝を挙げた雑賀正光調教師(高知)、“最優秀賞金収得調教師賞”は5億5千万円余りの賞金を収得した川島正行調教師(船橋)、“最優秀勝率調教師賞”は35.8%の勝率を残した川西毅調教師(愛知)がそれぞれ選定された。なお、“殊勲調教師賞”は該当がなかった。
“最優秀勝利回数騎手賞”と“最優秀賞金収得騎手賞”は、389勝をあげ14億5千万円にものぼる賞金を収得した戸崎圭太騎手(大井)、“最優秀勝率騎手賞”は、30.8%の勝率をマークした赤岡修次騎手(高知)が、それぞれ4年連続となる受賞。なお、“殊勲騎手賞”は該当がなかった。
“優秀新人騎手賞”は、4月のデビューから、北海道のシーズンが終了する11月までの短期間に52勝を挙げる活躍を見せた阿部龍騎手(北海道)が受賞。
“ベストフェアプレイ賞”は、最優秀勝率騎手賞も受賞した赤岡修次騎手(高知)が、昨年に続く2度目の受賞となった。
(“優秀女性騎手賞”は、該当者なし)
“特別賞”には、昨年地方競馬通算3000勝を挙げた、岡崎準騎手(福山)と山口勲騎手(佐賀)の2名に加え、2012年5月6日に地方競馬騎手最高齢勝利記録(62歳)を達成し、同年7月に45年以上に及ぶ騎手生活にピリオドを打った、山中利夫元騎手(金沢)が選定された。
※NARグランプリ各賞の概要等については、『地方競馬ガイド』(NARグランプリについてはこちら)を併せてご覧ください。
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