地方競馬情報サイト

2018/11/27

【教養センター便り】99期 馬なり操作

僕たち99期は、今回「馬なり操作」という訓練を行いました。
「馬なり操作」とは、向正面(むこうじょうめん)から徐々にペースを上げて、直線は馬を全能力で走らせて、そのスピードを体感して馬の動きについていく訓練です。

それでは、走行した順番にコメントを紹介していきます。
1番 ヴェリタスフェスタ&北島希望(きたじま のぞみ)

馬上で馬の動きを邪魔してしまって、馬の能力を発揮させる事が出来ませんでした。これからは、もっと下半身とバランス感覚を鍛えて、馬の邪魔をしないようにしていきたいです。

2番 アーユーカトレア&魚住謙心(うおずみ けんしん)

初めての馬なりで、まだ体験した事のないスピードなので少し恐かったですが、いざやってみるとあっという間で恐さはありませんでした。今回の馬なりで良かった所と悪かった所を比べると、悪かった所の方が多くなってしまいました。次は、もう少し余裕を持って良かった所の方が多くなるように頑張りたいと思います。

3番 ローズクイーン&篠谷葵(しのや あおい)

初めて速いスピードについていく訓練をしました。内柵を意識して走行しましたが、3コーナー手前で脚を溜める(ためる)ことができず、トップスピードのままコーナーを通過してしまい、膨れて(ふくれて)しまいました。直線では、低い姿勢で追う事ができなかったので、次の追い込みで改善出来るようにしたいです。

4番 カイウンオウジ&池谷匠翔(いけたに たくと)

今日は、初めての1ハロン(200m)12秒の速さを体験しました。今日は馬のスピードに馴れる事が目的でした。馬のスピードに馴れる事はできましたが、姿勢をしっかりとれていなかったので、日々の訓練を頑張ります。

5番 リバーオリエンタル&若杉朝飛(わかすぎ あさと)

今回の馬なりでは、自分の姿勢が悪く低くなれず、馬の邪魔をしてしまい、馬の能力を充分に発揮する事ができませんでした。今回できなかった所を改善して、次の追い込みまでには改善したいです。

6番 テイクザクラウン&細川智史(ほそかわ さとし)

今回の馬なり操作はペースが遅く、最後の直線では馬の最大限の力を発揮することが出来ませんでした。次の追い込み操作では、3コーナーまでにやる気にさせて、直線ではもっと深い競走姿勢で乗れるように訓練していきたいです。

7番 スマートジョーカー&深澤杏花(ふかざわ きょうか)

今回は内柵を走らせる事を意識しましたが、3コーナーから4コーナーの所で膨れて(ふくれて)しまい、内柵から離れてしまって、戻せないまま終わってしまいました。内柵に戻すのに必死になってしまって、馬が走っているのを抑えてしまい馬なりになりませんでした。次の追い込みでは、馬に合わせて走らせるようにしたいです。

8番 カイウンダンディー&古岡勇樹(ふるおか ゆうき)

今回は初めての馬なり操作で緊張しましたが、速いスピードを体感することが、その中でも指示通りに内柵走行をさせる事が出来て良かったです。この訓練によって様々な課題を見つける事が出来たので、追い込み操作に向けて1つでも多くの課題を直していけるように頑張っていきたいです。

9番 ペプチドパール&田中洸多(たなか こうた)

今回は速いペースに馴れること、馬をやる気にさせる事を学びました。今後の訓練のために大切な経験になったので、馬との折り合いや扶助での会話をもっと上手く出来る様に、馬の能力を引き出せる様な騎乗を目指していきたいです。

10番 テイエムアレグレス&飛田愛斗(ひだ まなと)

一歩騎手に近づく事の出来た馬なりでした。思っていた以上に速かったですが、楽しかったです。次の追い込みに向けて、課題などを克服出来る様に訓練からしっかり頑張っていきたいです。

今回は、基本馬術と変わって馬の全力の速さを体感できる競走馬術の訓練内容でしたが、新たな課題をそれぞれが見つける事の出来た馬なり操作でした。

この経験を糧にして更なる技術向上に向けて頑張りたいです。

担当は99期 古岡、若杉でした。

教養センター便り 一覧はこちら