地方競馬からのお知らせ
2020/01/01
地方競馬全国協会より新年のご挨拶
新年あけましておめでとうございます。
皆様におかれましては、つつがなく新たな年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年の地方競馬の開催成績につきましては、在宅投票の売上を中心に好調を維持することができ、前年を上回ることができました。また、年末の東京大賞典(大井競馬場)におきましても、地方競馬の1競走および1日の売上レコードを更新いたしました。これもひとえにお客様の温かいご支援の賜物と深く感謝致します。
一方で、地方競馬の信頼回復を目指し、「公正確保の徹底」を最優先課題として取り組んできたにもかかわらず、昨年も禁止薬物陽性馬の発生を防ぐことができず、お客様にご心配とご迷惑をおかけ致しましたこと、あらためて深くお詫び申し上げます。今後関係者が一丸となって、これまでの取組を総点検し、さらなる対策の強化に努めてまいります。
令和2年は、「競馬活性化計画」の中間年度にあたり、計画の効果を十分に検証していくとともに、主催者の経営安定化につながる取組への支援を着実に実施していくことが最も重要と考えております。また、東京2020オリンピック・パラリンピック開催がもたらす効果や影響にも留意しつつ、競馬の魅力を向上させる「強い馬づくり計画」の進展や競馬番組の充実、更により深く地方競馬の魅力を知っていただくための広報展開など、これまでの施策をいっそう前進させてまいります。
具体的には、シリーズ競走である「未来優駿」の対象競走を充実させるほか、来場促進策として親しまれている「旅うまチャレンジ」の後継事業の実施、ダートグレード競走の魅力をより深く広める総合的なプロモーション活動など、主催者との連携を積極的に図りながら、地方競馬全体の売上向上を目指してまいります。
JBC競走では、昨年初めて浦和競馬場において開催され、JBC当日の売上レコードを記録したほか、地方競馬所属馬であるブルドッグボス号がJBCスプリントで勝利するなど、大いに盛り上がりました。
本年はダート競馬の祭典として定着した当競走が20周年を迎えることや、また、2歳競走のカテゴリーとして「JBC 2歳優駿」(門別競馬場)が創設されることから、お客様とともにその歴史を振り返り、これまでのご支援に感謝するための記念事業の実施を予定しております。
本年も引き続き、年間を通じて全国のお客様に心から楽しんでいただけますよう、様々な施策を実施してまいります。
結びに、皆様のご多幸とご健勝をご祈念申し上げ新年のご挨拶とさせていただきます。
2020年(令和2年)1月1日
NAR地方競馬全国協会 理事長 塚田 修