地方競馬からのお知らせ
2020/12/10
【教養センター便り】 102期・103期 中間査閲
11月19日(木)に102期・103期は中間査閲を行いました。
秋の中間査閲は例年10月に行われていましたが、新型コロナウイルスの影響もあり、時期をずらし例年よりも規模を縮小しての開催になりました。
※来所者については、来所以前の体温計測、マスク着用等の感染症予防に十分配慮したうえで今回の中間査閲を行いました。
102期 中間査閲(2騎併走 発走から追い込み)
102期生は、4月の中間査閲が中止になっていたため、最初で最後の中間査閲となりました。今回は、2騎併走での発走から追い込み操作を披露しました。
それでは1人ずつコメントを紹介していきます。
1R
1枠3番 青海 大樹(おうみ だいき)&ヘッドストリーム
今回意識したことは、隣の馬との距離感を注意して乗ることです。良かったところは、隣の馬を気にすることができ、自分が思っていた距離を保って騎乗できたことです。上手くいかなかったことは、内ラチとの距離が空いてしまっていたことです。今後の訓練では、もっとシビアに進路を守り、自由に馬を動かせるようにしていきたいです。
2枠1番 及川 烈(おいかわ れつ)&スカーレットデビル
今回意識したことは、ゲート発進後から隣の馬と併走していくことでした。良かったことは今までで1番隣の馬との間隔を詰めて併走できたことでした。改善点は、追い込みで力強く腕と下半身を使って追えるようにすることです。今回の経験を競走実習に繋げていけるようにしたいです。
2R
1枠4番 加茂 飛翔(かも つばさ)&モンデスタン
今回の発走から追い込みでは、ゲート内で姿勢を良くすること、発進の際に拳が馬から離れないようにすることと、直線では馬の動きに合わせてハンドライドを行うことを意識しました。今回は発進の時に遅れましたが、その後直ぐに体制を整えることが出来ていました。直線ではステッキを上手く打つことが出来なかったので、馬の上で正確に打てるように木馬に乗って感覚を掴めるよう訓練します。
2枠2番 鷹見 陸(たかみ りく)&トーホウビースト
今回意識したことは、整った乗り方をすることでした。今回はこれまでと比べて自分の技術に手ごたえを感じられる騎乗ができました。特に道中と追い込みの姿勢が良くなっていたと思います。ですが、ゲートの発進の際手綱が滑ってしまい馬の邪魔をしてしまいました。木馬でさらに形を固めて馬を追っている感覚をつかみたいです。
今回は、初めて人前で見せる騎乗となりましたが、緊張とわくわくする気持ち両方を感じることができました。
失敗も成功もありましたが、今後騎手としてデビューしてお客様の前で騎乗しても恥ずかしくない技術を身に着けたいです。
今回見に来てくださった両親や兄弟姉妹、競馬関係者の方々本当にありがとうございました。
102期の担当は鷹見でした。
103期 中間査閲
103期生は、教養センターに入所して半年間の成果として、障害飛越のコース(高さ100cm、7障害8飛越)走行を皆さんに披露しました。今までに馬場馬術、障害馬術の技能審査を計4回行いましたが、大勢の人の前で乗ることは初めてだったので、少し緊張して臨みました。
1番 谷内 貫太(たにうち かんた)&ジャミール
馬が元気よく障害に対しても飛ぶ意欲があったので、自信を持って走行できました。これからは動かすだけでなく、障害前で待つこともできるようになりたいです。
2番 小林 捺花(こばやし なつか)&フィッシュダイブ
練習の時は障害前のペースが速く流れてしまっていましたが、本番はしっかり受け止めて、ゆっくりとした駈歩で入れました。危なっかしいこともなく、安定した走行を見せられたので良かったです。
3番 野畑 凌(のばた りょう)&メイショウクオン
今回の走行は馬も良い状態で、練習の時よりも良かったです。人の意識不足で失敗した部分もあるので、これからは今回の反省点を生かして騎乗していきたいです。
4番 後藤 蒼二朗(ごとう そうじろう)&ブルーレイ
今回の中間査閲は馬の雰囲気がとても良い中で走行できました。途中、馬のテンションが上がってしまい、障害に対して突っ込むところがありましたが、全体的に良い内容で回ってこられたので良かったです。これからも日々の訓練に一生懸命取り組んで、もっと自分の技術を上げていきます。
5番 新原 周馬(にいはら しゅうま)&ペンタトニック
今回の中間査閲を見に来て頂きありがとうございました。とても緊張していましたが、しっかり落ち着いて走行することができました。また、今回騎乗した馬も自分を助けてくれた部分もあったので、より良い走行になったと思います。これからも日々努力していきますので応援よろしくお願いします。
6番 室 陽一朗(むろ ひいろう)&アルファウィング
この馬は第2回の技能審査で騎乗予定でしたが、馬の怪我があり騎乗できなかったので、今回の中間査閲で乗れて良かったです。練習でうまくいかない時もありましたが、本番では上手くいって、訓練の成果が出せました。
7番 中山 蓮王(なかやま れお)&タネマフタ
今回は人馬共にとても冷静に走行することが出来ました。僕の両親に一番良い走行を見せられたので、とても良かったです。
8番 山田 義貴(やまだ よしき)&ホウオウプライド
今回の中間査閲は、練習と同じミスをしてしまった所もありましたが、失敗していたことができた所もあったので良かったです。これからも日々訓練を頑張っていきたいと思います。
9番 服部 晃生(はっとり こうき)&カツラプリンス
先日はお忙しい中、足を運んで頂きありがとうございました。練習では飛越後に跳ねられて落馬することも多々ありましたが、本番では馬に任せるのではなく、自分でペースをつくれたので良かったです。しかし、馬に助けられた所もあったので、これからも技術の向上に励んでいきたいと思います。
保護者・調教師の先生をはじめ関係者の皆さま、お忙しい中お越しいただきありがとうございました。
次はもっと成長した姿を見せられるように日々の訓練を頑張っていきます!
103期の担当は後藤&室でした。