NARグランプリ2022 表彰者一覧
所属 | 氏名 | 備考等 | |
---|---|---|---|
最優秀勝利回数調教師賞 | 高知 | 打越 勇児 | 2年連続4回目 |
最優秀賞金収得調教師賞 | 浦和 | 小久保 智 | 4年連続8回目 |
最優秀勝率調教師賞 | 兵庫 | 保利 良平 | 初受賞 |
殊勲調教師賞 | 該当なし | 該当なし | 該当なし |
最優秀勝利回数騎手賞 | 兵庫 | 吉村 智洋 | 4年ぶり2回目 |
最優秀賞金収得騎手賞 | 大井 | 矢野 貴之 | 初受賞 |
最優秀勝率騎手賞 | 高知 | 宮川 実 | 2年連続2回目 |
殊勲騎手賞 | 該当なし | 該当なし | 該当なし |
優秀新人騎手賞 | 愛知 | 塚本 征吾 | - |
優秀女性騎手賞 | 愛知 | 宮下 瞳 | 3年連続13回目 |
ベストフェアプレイ賞 | 愛知 | 岡部 誠 | 2年連続3回目 |
特別賞 | 戸部 尚実(愛知) |
---|---|
特別賞 | 佐々木竹見(引退・川崎) |
NARグランプリ2022 表彰馬一覧
馬名 | 所属 | 馬主 | 調教師 | 生産牧場 | 主戦騎手 | |
---|---|---|---|---|---|---|
年度代表馬 | イグナイター 牡4 |
兵庫 | 野田 善己 | 新子 雅司 | 春木ファーム | 田中 学 (兵庫) |
2歳最優秀牡馬 | ヒーローコール 牡2 |
浦和 | 山口 裕介 | 小久保 智 | 坂本 春雄 | 笹川 翼 (大井) |
2歳最優秀牝馬 | メイドイットマム 牝2 |
船橋 | (有)木村牧場 | 石井 勝男 | 新井牧場 | 本橋 孝太 (船橋) |
3歳最優秀牡馬 | シルトプレ 牡3 |
北海道 | 原 久美子 | 米川 昇 | 藤原牧場 | 石川 倭 (北海道) |
3歳最優秀牝馬 | スピーディキック 牝3 |
浦和 | 加藤 鈴幸 | 藤原 智行 | 熊谷 武 | 御神本 訓史 (大井) |
4歳以上最優秀牡馬 | イグナイター 牡4 |
兵庫 | 野田 善己 | 新子 雅司 | 春木ファーム | 田中 学 (兵庫) |
4歳以上最優秀牝馬 | サルサディオーネ 牝8 |
大井 | 菅原 広隆 | 堀 千亜樹 | 荒谷牧場 | 矢野 貴之 (大井) |
ばんえい最優秀馬 | メジロゴーリキ 牡8 |
ばんえい | 広瀬 豪 | 松井 浩文 | 佐渡 孝徳 | 西 謙一 (ばんえい) |
最優秀短距離馬 | イグナイター 牡4 |
兵庫 | 野田 善己 | 新子 雅司 | 春木ファーム | 田中 学 (兵庫) |
最優秀ターフ馬 | 該当馬なし |
馬名 | 所属 | 馬主 | 調教師 | 生産牧場 | 主戦騎手 | |
---|---|---|---|---|---|---|
ダートグレード競走 特別賞馬 |
ショウナンナデシコ 牝5 |
JRA | 国本 哲秀 | 須貝 尚介 | 天羽牧場 | 吉田 隼人 |
特別表彰馬 | オメガパフューム |
---|
※受賞馬の年齢は2022年時点のもの
NARグランプリ2022 優秀馬選定委員会 選定経過
NARグランプリ2022の表彰馬が、優秀馬選定委員会(出席委員15名、内1名は委員長)で選定された。同委員会は、部門ごとに検討のうえ票決する形で進められたが、以下は席上で出された意見をもとに選定経過、選定理由としてまとめたものである。
【各部門最優秀馬】
2歳最優秀牡馬/ヒーローコール(浦和)
全日本2歳優駿(JpnI)で地方馬最先着の4着と健闘し、鎌倉記念を勝利したヒーローコールと、兵庫ジュニアグランプリ(JpnII)2着とイノセントカップを勝って2歳チャンピオンシリーズ2022総合優勝を果たしたスペシャルエックスの2頭が候補として挙げられた。選定協議の結果、全日本2歳優駿(JpnI)と鎌倉記念でスペシャルエックスに先着していることが決め手となり、ヒーローコールが選定された。
得票 | ヒーローコール | 12 |
---|---|---|
スペシャルエックス | 3 |
2歳最優秀牝馬/メイドイットマム(船橋)
東京2歳優駿牝馬を制したメイドイットマムを推す意見が大勢を占めた。エーデルワイス賞(JpnIII)で残念ながら競走中止となったが、リリーカップとフローラルカップを制したスティールグレイスや、好メンバーのジュニアグランプリ(芝)を勝利したラビュリントスを評価する意見もあった。選定協議の結果、東京2歳優駿牝馬を勝利した実績が決め手となり、メイドイットマムが選定された。
得票 | メイドイットマム | 13 |
---|---|---|
スティールグレイス | 1 | |
ラビュリントス | 1 |
3歳最優秀牡馬/シルトプレ(北海道)
ダービーグランプリを制した北海道二冠馬のシルトプレ、東京ダービー馬のカイルの2頭が挙げられた。選定協議の結果、ダートグレード競走の好走馬がなかった状況では、カイルを始め、北海道、南関東、東海の有力馬が集結したダービーグランプリのタイトルとしての価値は高く、北海道の二冠とこのレースを制したことが評価され、シルトプレが選定された。
得票 | シルトプレ | 14 |
---|---|---|
カイル | 1 |
3歳最優秀牝馬/スピーディキック(浦和)
南関東牝馬クラシック二冠を達成し、関東オークス(JpnII)では地方馬最先着の3着となり、グランダム・ジャパン3歳シーズン総合優勝を果たしたほか、秋は戸塚記念で同世代牡馬、ロジータ記念で同世代牝馬、東京シンデレラマイルでは古馬牝馬相手にそれぞれ完勝を収めたスピーディキックが、全会一致で選定された。
得票 | スピーディキック | 15 |
---|---|---|
(全会一致) |
4歳以上最優秀牡馬/イグナイター(兵庫)
一年を通じてダートグレード競走へ果敢に挑戦して、黒船賞(JpnIII)とかきつばた記念(JpnIII)を制覇、マイルチャンピオンシップ南部杯4着、JBCスプリント5着とJpnIでも好走したイグナイターが、全会一致で選定された。
得票 | イグナイター | 15 |
---|---|---|
(全会一致) |
4歳以上最優秀牝馬/サルサディオーネ(大井)
さきたま杯(JpnII)では牡馬との激しい競り合いを制し、牝馬限定のダートグレード競走でも一年を通じて活躍を見せたサルサディオーネが、全会一致で選定された。同馬は3年連続での受賞となる。
得票 | サルサディオーネ | 15 |
---|---|---|
(全会一致) |
ばんえい最優秀馬/メジロゴーリキ
ばんえい記念を制したメジロゴーリキとチャンピオンカップなど重賞3勝のメムロボブサップで意見が分かれた。選定協議の結果、対戦成績ではメムロボブサップに分があるものの、最高重量で争われるばんえい競馬最高峰の競走であるばんえい記念で同馬を降し、ドリームエイジカップではこれまで不得手としていたスピード決着を制して新境地を見せたことが評価され、メジロゴーリキが選定された。
得票 | メジロゴーリキ | 11 |
---|---|---|
メムロボブサップ | 4 |
最優秀短距離馬/イグナイター(兵庫)
原則として1,600m未満の競走が評価の対象となるこの部門。黒船賞(JpnIII)、かきつばた記念(JpnIII)のダートグレード競走2勝が評価され、イグナイターが選定された。選考過程では、10歳ながら積極的に各地の重賞競走に挑戦し、ゴールドスプリントや園田FCスプリント優勝などの結果を残したダノングッドを評価する声もあった。
得票 | イグナイター | 14 |
---|---|---|
該当馬なし | 1 |
最優秀ターフ馬/該当馬なし
せきれい賞、OROカップを制したアトミックフォース、JRAオープン競走のクローバー賞を勝ったジョリダムを推す声もあったが、過去の受賞馬との比較から選定には至らず、該当馬なしとなった。
得票 | 該当馬なし | 13 |
---|---|---|
アトミックフォース | 1 | |
ジョリダム | 1 |
【年度代表馬】
イグナイター(兵庫)
4歳以上最優秀牡馬および最優秀短距離馬の2部門で選定されたイグナイターが、地方競馬の有力馬として常にトップクラスとの対戦を続け、ダートグレード競走2勝に加え、マイルチャンピオンシップ南部杯(JpnI)、JBCスプリント(JpnI)でも好走したことを評価され、全会一致で2022年の年度代表馬に選定された。
得票 | イグナイター | 15 |
---|---|---|
(全会一致) |
【ダートグレード競走特別賞馬】
ショウナンナデシコ(JRA)
地方競馬で実施されたダートグレード競走での成績を対象として地方・中央の所属に関わらず選定するこの部門。地方競馬で実施されたG/JpnIを複数勝利した馬がおらず、委員からは牡馬相手にかしわ記念(JpnI)を制して牝馬路線でも3勝を挙げたショウナンナデシコ、JBCクラシック(JpnI)を勝ったテーオーケインズ、マイルチャンピオンシップ南部杯(JpnI)を勝利したカフェファラオ、JBCスプリント(JpnI)と北海道スプリントカップ(JpnIII)を制したダンシングプリンスの4頭が挙げられた。選定協議の結果、年間を通じて地方競馬の競走を転戦し、9戦4勝2着1回3着3回と安定した成績を残したショウナンナデシコが選定された。
得票 | ショウナンナデシコ | 8 |
---|---|---|
テーオーケインズ | 4 | |
カフェファラオ | 2 | |
ダンシングプリンス | 1 |
【特別表彰馬】
オメガパフューム(JRA)
地方競馬の発展に顕著な功績があった馬や、その他顕彰に値すると認められる馬を表彰するこの部門。
2018年から2021年の東京大賞典(GI)を制し、国内史上初のGI競走4連覇の偉業が評価されたオメガパフュームが選定された。同馬は昨年も候補として名前が挙げられていたが、現役続行の意向が示されていたため選定には至らず、2022年12月に現役を引退したことから再度候補入りし選定に至った。
なお、2002年から2004年のJBCクラシック3連覇など、GI競走7勝を挙げたアドマイヤドン、ばんえい記念3勝などBG1を8勝、地方競馬最多となる重賞25勝を挙げたオレノココロ、ダート競走の格付けが始まって最初のGI競走となった1997年の帝王賞を制したコンサートボーイなどの2022年に死亡した名馬や、2022年のJBCスプリント(JpnI)のほか、サウジアラビアで行われたリヤドダートスプリント(GIII)を制したダンシングプリンスなどがノミネートされたが、いずれも選定されるには至らなかった。
NARグランプリ2022 優秀馬選定委員会 選定委員 (敬称略・順不同)
有識者 | |
---|---|
作家 | 亀和田 武 |
馬事リポーター | 後藤 正俊 |
公益財団法人 競走馬理化学研究所 常務理事 | 生野 等 |
競馬リポーター | 赤見 千尋 |
フリーアナウンサー | 矢野 吉彦 |
全国公営競馬専門紙協会 (同協会が推薦する東日本の者) |
小山内 完友 (日刊競馬) |
全国公営競馬専門紙協会 (同協会が推薦する西日本の者) |
對馬 大樹 ((株)ケイバブック) |
東京地方競馬記者クラブ(同クラブが推薦する者) | 牛山 基康(日刊スポーツ) |
東海地方競馬記者クラブ (同クラブが推薦する者) |
西尾 敦 (中日スポーツ) |
関西地方競馬記者クラブ(同クラブが推薦する者) | 蔵田 成樹(報知新聞) |
関係団体 | |
公益社団法人 日本軽種馬協会 業務部長 | 成田 正一 |
全国公営競馬主催者協議会 事務局長 | 秋田 政治 |
日本中央競馬会 競走部 上席ハンデキャップ役 | 橋本 真一 |
地方競馬全国協会 参与(競走企画) | 相川 貴志 |
地方競馬全国協会 企画部 競走企画課長(レーティング担当) | 川相 篤士 |