7日、ドバイ・ワールド・カップ委員会から川島正行調教師(57歳・船橋)あての文書(1月31日付け)が届き、同師の管理するアジュディミツオー(牡4歳)が、3月26日(土)に行われる『2005年ドバイワールドカップ(Dubai
World Cup)競走』に選出された旨が正式に伝えられた。
これまで地方所属馬としては、アブクマポーロ(船橋)、メイセイオペラ(岩手)が同レースへの出走を検討するも実現せず、ミツアキタービン(笠松)においては昨年の委員会で選出されたが、検疫等の日程調整がつかず海を渡ることができなかった。
そのため、今回のアジュディミツオーが順調に出走までのプロセスを進めば、地方所属馬として初めて「ドバイワールドカップ」の大舞台に立つこととなる。
アジュディミツオーの鞍上には、もちろん大井の内田博幸騎手(荒井隆厩舎)が騎乗予定。おりしも8日、都内で行われるNARグランプリ2004表彰式典にて、アジュディミツオーはサラブレッド3歳最優秀馬として、また川島調教師、内田騎手はそれぞれ最優秀調教師、最優秀騎手として表彰される。
いま、地方競馬が誇る最強の陣営で、世界の強豪に戦いを挑んでくれそうだ。
なお、千葉県競馬組合によると、同馬は今後、2月16日にJRAの美浦トレーニングセンター検疫所(茨城県)に入り、23日に成田からドバイヘ出発予定とのこと。
|