2004年の地方競馬で活躍した馬及び厩舎関係者を表彰する「ＮＡＲグランプリ2004」が、2月8日午後5時30分から、東京・目黒の目黒雅叙園2階「舞扇」において、ファン・関係者約300人の出席のもと行なわれた。

　騎手部門では04年の地方競馬で最多となる385勝を挙げ、初の最優秀騎手賞に輝いた内田博幸騎手（大井）をはじめ、アジュディミツオー（サラブレッド3歳最優秀馬受賞）やシーチャリオット（サラブレッド2歳最優秀馬受賞）などを手掛けた川島正行調教師（船橋）が3年連続で最優秀調教師賞を受賞。
　このほか、激戦区の南関東に一大旋風を起こした山崎誠士騎手が優秀新人騎手賞を、また昨年11月に地方競馬通算300勝を達成した宮下瞳騎手（愛知）が最優秀女性騎手賞をそれぞれ受賞し、例年にもまして豪華な顔ぶれが会場を賑わした。

　馬部門では、年間を通してＪＲＡの芝戦線へ果敢に挑戦し、日本中の競馬ファンを熱狂させたコスモバルクが栄えある２００４年の年度代表馬に選ばれ（同馬は今年から新設された「最優秀ターフ馬」にも選定された）、今年こそはＧI制覇を達成すべく“ＴＥＡＭコスモバルク”の面々からは決意の表情が伺えた。
　また、ＪＲＡからは、ダート競走格付け委員会の最優秀馬を獲得したアドマイヤドンの安藤勝己騎手ら同馬の関係者も出席し、表彰された。

　今年の表彰式典には、地方競馬情報誌「月刊ハロン」の読者25組50名を招待し、ファンと関係者が華やかな舞台で交流をはかるなど、会場全体が祝福ムード一色に染まり、大盛況のうちに祝賀会の幕が下りた。