◆2歳最優秀牡馬 ゴールドメダル(北海道) |
ダートグレード競走を勝った馬がなく、候補となったのは入着馬3頭(エーシンユリシーズ、ゴールドメダル、アスペクト)。中で、兵庫ジュニアグランプリ3着と唯一馬券の対象となったエーシンユリシーズを推す意見もあったが、JRAデビューはマイナスポイントとの声もあり、結局3頭すべてが出走した全日本2歳優駿で最先着(4着)したゴールドメダルが選出された。 |
◆2歳最優秀牝馬 エンジェルツイート(大井) |
エーデルワイス賞2着、北海道2歳優駿3着のシーキングブレーヴと、平和賞、東京2歳優駿牝馬の地方全国交流2重賞を制したエンジェルツイートの比較はエンジェルツイートに軍配。兄オオエライジンともども兄妹揃っての選出。 |
◆3歳最優秀牡馬 オオエライジン(兵庫) |
地元の兵庫ダービー圧勝の他、黒潮盃(大井)などアウェーでも結果を残し、デビュー以来初の敗戦となった兵庫ゴールドトロフィーでも、JRA古馬一線級相手に3着に粘ったオオエライジンが他の追随を許さなかった。 |
◆3歳最優秀牝馬 クラーベセクレタ(船橋) |
クラーベセクレタで文句なし。春にはロジータ以来となる牝馬による南関東2冠制覇を達成、12月にはクイーン賞を勝って、JRA所属馬を含めても世代唯一の古馬混合ダートグレード競走優勝を果たした。 |
◆4歳以上最優秀牡馬 フリオーソ(船橋) |
川崎記念(JpnT)、かしわ記念(JpnT)を勝ち、出遅れたフェブラリーS(GT)でも猛然と追い込んで2着となったフリオーソが4年連続で選出された。 |
◆4歳以上最優秀牝馬 ラブミーチャン(笠松) |
グランダムジャパン古馬シーズン優勝馬となったエーシンクールディとの比較となったが、勝鞍こそなかったものの、JBCスプリント(JpnT)4着、東京盃(JpnU)2着など、ダートグレード競走で何度となくあわやの好走を見せたラブミーチャンが満場一致で選出された。 |
◆ばんえい最優秀馬 カネサブラック |
2010年はニシキダイジンにわずかに及ばなかったカネサブラックが、最高賞金レースであるばんえい記念など5重賞を制して、ニシキダイジン、フクイズミを押さえた。 |
◆最優秀短距離馬 ナイキマドリード(船橋) |
JBCスプリント4着などダートグレード競走で好走を続け、新設されたスーパースプリントシリーズも制したラブミーチャンと、さきたま杯を勝って、この区分唯一のダートグレード競走優勝を果たしたナイキマドリードの争いとなったが、タイトルが物を言ってナイキマドリードが僅差で選出された。 |
◆年度代表馬 フリオーソ(船橋) |
議論するまでもなくフリオーソに決定。07年、08、10年に続く4回目の受賞で、自身の最多記録を更新した。06年が2歳最優秀馬、07年が3歳最優秀馬、08〜11年が4歳以上最優秀馬と、デビュー以来6年連続最優秀馬のタイトルを手にしている。 |
◆ダートグレード競走特別賞 スマートファルコン(JRA) |
Jpn/GT3勝のスマートファルコンとJpnT2勝のフリオーソが候補となったが、トランセンドとの頂上決戦を制したJBCクラシックを含め、5戦5勝の完璧な成績を残したスマートファルコンが満場一致で選出された。 |