競馬と騎手とは?
騎手は競馬というスポーツにおける主役の一つです!
体重500kgもある競走馬を手綱と自らの体だけでコントロールし、大観衆の前を時速60km以上で駆け抜け、ゴール前では数センチの差を競い合います。
騎手は自身の騎乗馬の息づかいや馬群のペースを確認しながら、道中の位置取りや最後のスパートのタイミングを判断するため、競走馬をコントロールする技術だけでなく、勝つための戦略を考える知力も求められることになります。
幅広い年齢層が活躍!
2022年4月1日現在、地方競馬には278名の騎手が在籍しており、17歳から66歳まで、幅広い年齢層が活躍しています。
年を重ねるごとに体力面では若い騎手に劣るようになってきますが、その分経験に裏打ちされた勝負勘により、50歳を過ぎても重賞競走等で勝利を収める騎手は数多くいます。
競走中の事故等で怪我をすることもある競馬ですが、他のスポーツと比較すると、競技人生の長いスポーツといえます。
世界で唯一!
地方競馬には世界で唯一、帯広競馬場だけで行われている「ばんえい競馬」があります。
ばんえい競馬は馬体重1トン(サラブレッドの約2倍)もある「ばん馬」と呼ばれる大きな馬が鉄製のソリをひいて、2つの障害(台形状の山)があるセパレートコースで、パワーとスピードを競う競馬です。
騎手はソリに乗り、ばん馬が障害を乗り越えるために必要な力を蓄えられるよう、馬を制御し、仕掛けのタイミングを見計らいます。
女性騎手も活躍!
2022年4月1日現在、地方競馬には女性騎手が9名(ばんえい競馬1名を含む)在籍しています。
男性騎手に負けず劣らず、重賞競走を勝利する騎手も多くいます。
また、出産後にも復帰し、ママさんジョッキーとして活躍する騎手もいます。
男性と対等に戦えるというのも騎手という職業の魅力です。
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騎手の収入は?
平均年収は1,000万円!
騎手は、レースの結果に応じて支払われる進上金(賞金の一部)やレースで騎乗するごとに主催者から支払われる騎乗手当が主な収入源となります。GⅠ/JpnⅠといった大きな競走になると賞金も1億円と高額になるため、進上金も相当な金額になります。
レース以外にも厩舎に所属する騎手には厩舎から給与が支払われる他、他厩舎の調教に騎乗すると他厩舎から調教手当なども支払われます。
森泰斗騎手(船橋)
NARグランプリ2021
最優秀勝利回数騎手賞・最優秀賞金収得騎手賞 受賞
2021年成績/1,494戦363勝
2021年収得賞金/1,192,282,000円
騎手を題材にした作品
〈アニメ〉
・『群青のファンファーレ』(2022)
HP:https://fanfare-anime.com/
〈ドラマ〉
・『風の向こうへ駆け抜けろ』(2022)
HP:https://www.nhk.jp/p/ts/WVYM7P8KPY/