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競走馬とは

馬には、馬車をひく品種や、障害を跳ぶことに優れた品種など様々な品種がいますが、その中でも走ることに優れた品種がサラブレッドです。ここでは、サラブレッドについてご紹介します。 現在、日本の平地競走の競走馬は、ほぼすべてサラブレッド系の馬たちで、長年に渡り品種改良を重ねて速く走ることができるように作り上げられた「サラブレッド」がその速さを競う競馬は、血統のスポーツであるとも言われます。 生産・育成・調教の過程を経てレースへと出走し、優秀な結果を残した競走馬は、やがて生産の場で次の世代の優秀なサラブレッドの誕生へと繋がっていきます。

~競走馬(サラブレッド)の一生~

当歳(0歳)~1歳

サラブレッドは年明けから初夏にかけて生産牧場で生まれ、生後1時間以内に自分で立ち上がります。0歳の仔馬のことを当歳馬といい、生後半年程度で母親と仔馬は別々の部屋に分けられ離乳されます。
仔馬は広い放牧場を走り回り、競走馬としての基礎体力を自ら養います。

当歳馬1
当歳馬2
騎乗馴致

1歳の秋ごろになると、馬具の装着から始めて、最後には人を背に乗せて走ることができるよう、数週間かけて丹念に一つ一つ教えこみ馴れさせます。

騎乗馴致
競馬場への入厩

騎乗馴致を終えた馬たちは、いよいよ競走馬としてデビューするため、本格的なトレーニングに移ります。 競馬場に入厩した馬たちは調教師の管理の下、デビューに向けての調教を重ね、レースに出られるかどうかを審査する「能力試験」に挑みます。 「能力試験」に合格すると、ようやく競走馬としてデビュー戦を迎えることができます。

競馬場への入厩
レースへの出走

早い競馬場では4月から「新馬戦」という2歳馬たちのデビュー戦が始まります。 未来のスターホースを目指し、本格的に競走馬としての日々が始まります。

出走1
出走2
引退後

引退後は、成績の優秀な牡馬(オス馬)は種牡馬、牝馬(メス馬)は繁殖牝馬となり、次の世代の優秀な競走馬へと繋がっていきます。 引退馬の中には、乗馬クラブなどに引き取られ、乗用馬としてセカンドライフを送る馬たちもいます。

引退後