~競走馬(サラブレッド)の一生~
当歳(0歳)~1歳
サラブレッドは年明けから初夏にかけて生産牧場で生まれ、生後1時間以内に自分で立ち上がります。0歳の仔馬のことを当歳馬といい、生後半年程度で母親と仔馬は別々の部屋に分けられ離乳されます。
仔馬は広い放牧場を走り回り、競走馬としての基礎体力を自ら養います。
騎乗馴致
1歳の秋ごろになると、馬具の装着から始めて、最後には人を背に乗せて走ることができるよう、数週間かけて丹念に一つ一つ教えこみ馴れさせます。
競馬場への入厩
騎乗馴致を終えた馬たちは、いよいよ競走馬としてデビューするため、本格的なトレーニングに移ります。 競馬場に入厩した馬たちは調教師の管理の下、デビューに向けての調教を重ね、レースに出られるかどうかを審査する「能力試験」に挑みます。 「能力試験」に合格すると、ようやく競走馬としてデビュー戦を迎えることができます。
レースへの出走
早い競馬場では4月から「新馬戦」という2歳馬たちのデビュー戦が始まります。 未来のスターホースを目指し、本格的に競走馬としての日々が始まります。
引退後
引退後は、成績の優秀な牡馬(オス馬)は種牡馬、牝馬(メス馬)は繁殖牝馬となり、次の世代の優秀な競走馬へと繋がっていきます。 引退馬の中には、乗馬クラブなどに引き取られ、乗用馬としてセカンドライフを送る馬たちもいます。